【読書感想】Webを支える技術を読んで

書籍情報

 

Webを支える技術 ―― HTTP,URI,HTML,そしてREST WEB+DB PRESS plus

 

書名: Webを支える技術 -HTTP、URI、HTML、そしてREST
著者: 山本陽平
出版社: 技術評論社
発行: 2010年5月1日

構成

第1部 Web概論
第2部 URI
第3部 HTTP
第4部 ハイパーメディアフォーマット
第5部 Webサービスの設計

URI

URIとは何か?から始まりURIを構成するパーツや文字列をURIに含ませる際の
%エンコーディングの説明もあった。
その上でWebサービスやWeb APIの実装で気をつけることが
章の最後に書かれていた。

また、URIの設計についての説明があった。
変わらないURIを良いURIとし、設計によってURIを変わりにくくすることに
ついて具体的な方針が書かれていた。
他にもユーザービリティやマトリクスURIの説明もあった。

URIのそもそもの説明や絶対パス相対パスの説明もあり学び直しもできた。
%エンコーディングではAmazonURIをコピペした際に文字列が%〇〇の表記に
なるのを普段目にしていたため面白く読むことができた。

HTTP

HTTPではまず、階層型プロトコルを用いてTCP/IP、HTTPの説明があった。
次にHTTPの現在のバージョンになるまでの過程の説明やHTTPの具体的な
仕組みとしてクライアントとサーバで行われることの説明があった。

クライアントが出したリクエスト、サーバが返すレスポンスのHTTPメッセージの
構成であったりステートレス、ステートフルの説明もあった。
また、GET、POST、PUT、DELETEのHTTPメソッドの説明をリクエスト、
レスポンスのメッセージを用いて行っていた。

この本を読むまでリクエストやレスポンスのメッセージにどんな情報が
含まれているのか意識したことがなかったため今回、基礎の部分を知ることが
できてよかった。

また、HTTPメソッドの扱い方の説明もあった。GETメソッドの誤用の例や
べき等でなくなる例など具体的な説明もありHTTPメソッドそれぞれの役割、
できることは何かといったことの理解が捗った。